猿沢池(中秋の名月)

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猿沢池(さるさわのいけ)は、大沢池(京都)、石山寺(大津)とともに、平安時代から、日本三大名月観賞地です。

元々は、興福寺の放生池でしたが、現在は、奈良公園の一部。
管理等は、奈良公園管理事務所(奈良県庁)が行っています。
県の公園(土地の大部分は国有地。奈良県が管理)のため、無料で、いつでも散策(池の周辺)ができます。

その猿沢池で、中秋の名月の日に、『采女祭(うねめまつり)』というお祭りが行われます。
池のほとりにある、采女神社(春日大社の末社)の例祭。
戦後、盛大な祭り(イベント)になり、『猿沢池の中秋の名月=采女祭』となりました。

☆ホームページ
奈良公園クイックガイド(奈良県)

春日大社HP

【日時】
十五夜(年によって異なります)
(2016年は9月15日)

【場所】
奈良市登大路町猿沢。
近鉄奈良駅より、徒歩5分。
(奈良公園内)


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【概要】

猿沢池は、奈良県奈良市の奈良公園にある周囲360メートルの池。

興福寺の五重塔が、水面に映る風景は絶景。奈良八景のひとつ。

中秋の名月の日に、猿沢池の北西に鎮座する采女神社の例祭が行われる。

猿沢池で行われる行事(祭り)は、幻想的で、素晴らしいのですが…。

例年、池の周辺が、多数の市民や観光客で溢れかえります。
(すごい人出です)

人出が気にならなければ。


【采女祭(うねめまつり)】
猿沢池の北西に鎮座する采女神社(春日大社の末社)の例祭。
毎年十五夜に行われる。

奈良時代に、天皇の寵愛をうけた采女(天皇の給仕をする女官の職名)が、天皇の関心が薄れたことを悲観し、中秋の名月の日、猿沢池に入水。
この采女の霊を慰めるため、始まったといわれる。

<行事予定>
花扇奉納行列…午後5時(JR奈良駅〜猿沢池)
花扇奉納神事…午後6時(采女神社)
管絃船の儀…午後7時(猿沢池)

「花扇奉納行列」
JR奈良駅前から、采女神社まで。
花扇を牛車に乗せ、人がゆっくりと引っ張っていきます。
(花扇は、秋の七草で美しく飾られた高さ2mほどの花の扇。)
また、御所車に乗った十二単姿の花扇使など、天平衣装まとった行列が練り歩きます。

「管絃船の儀」
猿沢池に、龍と鳳凰の形をした2そうの船(管絃船)に花扇を乗せ、雅楽の調べとともに、池を2周回ります。
そして、池に花扇を投じ、采女の霊を鎮めます。

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